これ、久保柿といいます。
昔、京都の「久保柿」といえば、行商でよく売れたそうで。
今は、市場に出ないので珍しい柿として有名。
9月中旬ごろに、早生の品種「紅柿」
10月初旬から中旬にかけて「久保柿」
10月の中旬からは「豊岡柿」
正月頃には、「ひらたね」と「富有柿」と。
土日亭には、「旬」移動する?! 柿「5種」が実ります。
今時の子供は、木にぶら下がっている柿を食べない。
いや、、、食べられないのかも。
だって、子供に限らず、若い人は。。。
「甘」「渋」「半渋」と見分けができない。
え?「半渋」?、右が「甘」左が「渋」もあるそうですよ。左右反対もある。
上の写真参照
写真の柿には、「甘」「渋」が混在しています。
「この中に性格悪そうな奴おるやろ!」
土日亭主人に問われたところ。。。自称若い管理人は見分けができません><
土日亭主人曰く「顔みたら、わかる。」
「顔」とは、柿の顔です。
それは、「木に登って、盗んで食うてきたからわかる!」とのこと。
きっと、子供の頃・・・
性格の悪い柿(奴)に、「しぶぅ〜い」経験をさせられたのでしょうね。
しかし、性格良さそうな顔して、最悪な奴とは。。。出会いたくないですよね。
その性格を見分ける眼力を持つのは、土日亭主人だけではなく、
天敵でおなじみ! 猿との間で、取りあい合戦になるそうです。
だんとつ!「豊岡柿」に人気が集中。猿だけではく、
鳥も大好物だそうです。
土日亭主人曰く「しかし、あいつらグルメやでぇ〜」
グルメは、よ〜しっとるとのこと。
土日亭の猿や鳥がうらやましい。本当に美味しい柿だもの。
10月18日の旬菜プレートでは、久保柿と豊岡柿の素敵なコラボレーション!
白和えの柿釜。
器の柿釜は「久保柿」、中に入っているのは「豊岡柿」
柿って、果実のおいしさを構成する香りや酸味は皆無、、、
だけど、甘味と色感と肉質が売り物!
生食、熟柿、干柿いずれも最高な食材ですよね。
器も美味しくて、丸ごと完食!皮も柔らかくて美味しい〜。
そして、
これが、「豊岡柿」葉も味も形も久保柿とは違うでしょ。
昨年は、豊作だった柿。2年に1度不作といわれているので、
やはり、、、今年は昨年に比べると少ないかな。
性格の良い顔した柿を竹竿でクルンっと。
さてさて、最後になりましたが、
平成2年に京都府指定天然記念物「当尾の豊岡柿」が指定されました。
地域の歴史上、特に意義のあるものとして
希少価値を持っています。
実は、京都府の指定であり、市や町ではないので、、、地元民もびっくり。
当尾の豊岡柿!
「もぎたて」を、是非、是非、皆様もお召し上がりに来てくださいね。
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